東京ボスストーリー ~街中でティッシュを受け取らない日本人編~
前回に引き続き、“楽しく英語が学べる”ボスブログ第二弾です!
今回は、タクマ君が街中で不意にティッシュを手に置かれて怒っているところを、外国人女性に「なぜ日本人は、、、」と話しかけられます。果たしてタクマ君は英語で答えられるか、というか答えられないんですが、今回もボスがやっぱり来てくれそうなんです。
<登場人物>
タクマ:お調子者だが、英語をしゃべれない。
外国人美女:日本に来ていて間もなく、英語しかしゃべれないが、積極的に日本人に疑問をたたきつける。
ボス:東京のどこかに出没すると言われているが、正体は謎につつまれている。
<あらすじ>
東京では駅前でちょっとイカツイ人がティッシュ配りをしていますよね。
でも外国では、ティッシュを「タダ」で貰えるのは珍しいみたいです。
今回も、タクマが渋谷駅前を歩いていました。
「言えたなあ、まじで。あれはグループディスカッション得意だわ、おれ。」
タクマはどうやら、就活でグループディスカッションを受けてきたみたいだ。
グループディスカッションには、司会、書記など色々ポジションがある。タクマは一体どれなのか。
「タイムキーパー、言えたわ。あのタイミングで、『残り時間あと5分です』の告げ方が出来るのは、おれだけだろうなーまじで。」
タイミングを表現しているのだろうか。
空気を切るように、手のひらを上にして横にしてみせるタクマ。
確かに、告げ方は大事だ。
大晦日のカウントダウンで、ぼそぼそとカウントされ、除夜の鐘を聴くよりも、覇気のあるカウントダウンで心新たに、新年を迎えたいものである。
「ん?」
突如、空気を切ってみせたタクマの手のひらに、「お手」をするかのごとく置かれたティッシュ。
「このやろう!!ティッシュくれといつ言ったんだよ!この俺が!」
取り乱す、タクマ。確かにティッシュを「くれ」とは一言も言っていない。
そんなことを言い出せば、一方的にもらうバレンタインチョコにも、怒らなければならないのだ。
「Excuse me! Why are you so angry? Why aren’t you happy to get a tissue?」
横をみると、外国人美女がタクマを覗きこんでいる。
なんで、タダでティッシュをもらって怒っているの?そう言っているようだ。
どうやら、海外ではティッシュをタダで配ることは、日本で柿ピーを駅前で配りまくるのと同じことのようだ。
それに怒るのは、さぞかしクレイジーに見えたのだろう。
「エクスプレス 、、、でしょうか?、、、」
今回のグループディスカッションに外国人がいなくて良かった。
いつもの覇気のあるタクマではなくなっており、一部日本語も混ざってしまっている。
「,,,,」
外国人美女は、タクマの発言をじっと待っている。
タイムキーパー、、、もうタイムアウトだ。
巨漢の男がこちらへ近づいて行く。
そして、、、
「Because in Japan, overflows with many things.」
やはりBOSSだった。
「この世界はたくさんのもので溢れているから」
いつもボスはマクロな視点を持っている。そうなのだ、日本人にとってポケットティッシュの優先順位は激低なのだ。
「So, for you, my priority is low?」
外国人美女がボスの中で、自分の優先順位をきいてきた。ボスの思うつぼだ。
タクマが、“グループディスカッション”についていけていない。
「Priority, first.」
ボスはそう言うと、外国人美女に腕組みをさせ、夜の街にきえていった。
タクマは、唖然とした顔で二人の背中を見つめる。
End.
<今日の使えるフレーズ>
、、、今日のボスもシビれましたね。
さて、今日の使えるフレーズはコチラ↓↓
【Because in Japan, overflows with many things.】
「この世界、日本はたくさんの物で溢れているから。」
日本ってなんでそんな物に対してユルいんだという、質問は外国人の方から聞かれるかもしれません。
(例)
外国人「Why are wallet delivered neatly to the police station in Japan?」
(なぜ日本では、財布が警察署にちゃんと届けられるのですか?)
あなた「Because in Japan, overflows with many things.」
(そうだな、、、日本はたくさんの物で溢れているからなんだ)
もし、どんなにあなたがいい人でも、最低限の生活を営めていないのであれば、交番に財布を届けることはないでしょう。外国へ行けば、物乞いをしてくる子供達が沢山います。日本は最低限の物をもっている人が多い分、物に対してユルユルになっています。
<文法の学び>
同じくボスが使ったフレーズの中から、「たくさん」という意味をもつワードです。
「Because in Japan, overflows with many things.」
many=たくさんの〜
この単語自体はほとんどの人が知っていると思いますが、「たくさん」という英単語をどういう時に使い分けるかは知らない人もいると思います。
以下、「たくさん」の早わかり表です。
・a lot of〜:〜に可算名詞、非可算名詞がきます。
→I have a lot of books.(可算名詞)
→I drunk a lot of tea.(非可算名詞)
・many〜:〜に可算名詞がきます。
→I have many balls.(可算名詞)
・much〜:〜に非可算名詞がきます。
→I have much money in my bag.(非可算名詞)
この手の、同じ意味だけど、
使い分けがある単語は沢山ありますので、
別の回でまた取り上げて行きます。
それではまた来週!
Coming soon!
<次回のボスストーリーは、、、>
日本人はランチの時、自慢の財布を見せびらかすかごとく、財布を手に持って歩きます。
そんな時に、「外で財布持ち歩いて大丈夫?」とタクマ君が外国人に話しかけられます。
もちろんタクマ君に英語が分かるはずなどなく、、、。
<メンバー>
タクマ役:詫摩友彦
1989年大分県出身。
法政大学時東京大分間を自転車で横断。
大学卒業後番組制作会入社。
脱サラ後世界一周×PRを実行するが一時中止。お米を選ぶ文化をつくる為に「ごはんのおとも」を立ち上げる。ローンチまで爆速中。ごはんおとものWebデザインを主に担当している。趣味はアウトドア(旅、自転車、山登り)。4月にアジア(タイ・インド)へ出発。
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外国人女性役:Sabrina Sayin
トルコ出身の24歳。日本のアニメが好きで、日本での生活を始める。現在は、モデル、タレントとして活動している。出演番組は、TBSテレビ『世界の日本人妻を見た!』、テレビ朝日『お願い!ランキング』、日本テレビ『なんでもワールドランキング ネプ&イモトの世界番付』等。
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ボス役:北山剛
1981年東京出身。
柔道をやり続けている傍ら、お菓子作りが趣味というかわいい一面あり。人間は見た目じゃないを体現する32歳。とりあえず今回はボランティアなので楽しませて頂きました☆ありがとうございました。
ボスのFacebookページは、、、、不明です。
カメラマン:天川夏希
1990年千葉県出身。
明治学院大学英文学科卒業。現在、保育士資格を持つフォトグラファー。
人物写真を得意とし、都内を中心にフリーランスで活動中。
旅×写真団体「Photripper」のメンバーとして、写真のチカラで旅を応援する。南国が大好き。野外フェスが大好き。HAPPYなことが大好き。
天川カメラマンのFacebookページはこちら!
<ブログ概要>
このブログは、「外国人女性に英語で話しかけられる」様々なシチュエーションに、日本国民を代表してたくまが悩ませられるストーリーです。そこにボスが神出鬼没に現れ、悩めるたくまを救い出すというお決まりの流れです。読者の皆さんがイケてる英語の言い回しを覚えて、かつ英文法も学べる、毎週日曜日更新の新感覚な英語学習ブログです。
<あの風貌でなぜボスは英語がデキルのか?>
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